大人ニキビは乾燥肌に多い。皮脂対策は逆効果!

大人ニキビは乾燥肌に多い。皮脂対策は逆効果!

思春期の象徴でもあるニキビですが、大人になっても悩んでいる人が多くいます。でも、思春期ニキビと大人ニキビは真逆の性質を持っている面も。そのため、対策を間違えるとニキビを悪化させたり、増やしたりしてしまいます。

できる場所も違う。思春期ニキビと大人ニキビ
多くの人が最初にニキビに悩んだのは、思春期の頃でしょう。第二次成長期にホルモンバランスが大きく変わり、皮脂の分泌も一気に増えるために、顔にニキビがポツポツ。中には背中や胸元までできることもあります。
ニキビはこのイメージが大きいため、「皮脂が過剰になってできるもの」と思われることが多いのですが、大人ニキビは原因が違うことがほとんどです。

例えば、ニキビができる場所に違いがあります。思春期のニキビは、顔全体や額を中心にできることが多いのですが、大人ニキビはアゴや頬にできることが多くなります。また、睡眠不足やストレスで悪化するのも特徴です。
「そういえば・・・」と感じる人も多いのではないでしょうか?

– 皮脂過剰ではなく、角質機能の衰えが原因
27d74954f00276f4eb6032dc6f68ac37_m.jpg
大人ニキビに悩む人の中には、「乾燥肌なのにニキビができる」と不思議に思った人もいるかもしれません。実はそれこそが大人ニキビ。大人ニキビの原因は皮脂の過剰分泌ではなく、角質層が正常な新陳代謝を行わないことにあります。その理由は、不規則な生活やダイエット、栄養の偏り、またストレスなどの精神的な部分が関与していることもあります。

私たちの肌は、「ターンオーバー」を繰り返し、新しい細胞が古い角質を押し上げてはがすことで健やかさを保っています。ところが、何らかの原因でターンオーバーが乱れると古い角質層がはがれ落ちずに厚くなってしまいます。これが毛穴を塞ぐことになり、ニキビの原因となります。

特に乾燥肌の人は角質層の機能が低下しがちなので、大人ニキビもできやすくなります。この場合、洗顔をして肌を清潔な状態にすることも大切ですが、洗い過ぎるとさらに乾燥が進み、角質機能をさらに低下させてしまうので、逆効果となります。ましてや、皮脂を抑える成分が配合された化粧品を使うのはご法度です。

– ポイントは保湿!洗いすぎは逆効果に
27d74954f00276f4eb6032dc6f68ac37_m.jpg
では、大人ニキビの対策はどのようにすればいいのでしょうか?
最大のポイントは、角質機能を正常化することにあります。そのためには水分をしっかりと与える保湿ケアがポイント。しかし、油分を敬遠して化粧水しか使わないというのは間違いです。角質が正常に入れ替わっていく環境を整えるには、油分の少ない保湿美容液を使用してお肌の水分を保持する力を高めることが重要です。また、コンスタントに水分摂取を行い、体の内側からしっかり保湿することも大切。ダイエットや食事の偏りによる栄養素不足もお肌のターンオーバーには影響があります。

洗顔も重要なことですが、洗いすぎは逆効果になります。朝晩の2回洗顔は美肌菌を減少させることにもつながります。夜はクレンジングと共に洗顔で汚れを落とし、朝はぬるま湯で汚れを洗い流す程度にすると良いでしょう。

除菌剤が入った洗顔剤を使用する場合は、ニキビの原因となるアクネ菌が除菌されると同時に、美肌菌も洗い流されてしまいます。美肌菌が減ることで皮膚の免疫力が低下したり乾燥に導くこともあります。免疫力が下がると、残っている菌が傷に入ってしまい、さらに荒れてしまう可能性も。除菌をしながらのケアは専門医の指示を得ながら実施することをおすすめします。

古い角質層を除去するためにケミカルピーリングを行う方法もあります。これは肌表面の角質層を薬剤によってはがしてしまう方法ですが、肌質によっては肌トラブルの原因になってしまうので、専門医の診断を受けてからにしてください。

その乾燥肌、美肌菌不足かも?美肌菌が少ない肌の特徴と対策

その乾燥肌、美肌菌不足かも?美肌菌が少ない肌の特徴と対策

誰の肌にも存在するはずの美肌菌。しかし、美肌菌が少ないために、乾燥やかぶれといった肌トラブルに悩んでいる人がいます。
その理由は?改善するにはどうすればいいの?
美肌菌がすくすく育つ理想的な肌をつくるためのコツをご紹介します。

乾燥肌でメイクノリが悪いのは、美肌菌が足りていないサインかも
スベスベで健康的なお肌は、油分と水分のバランスが最適な肌です。

ここにはお肌の常在菌が大きく関わっています。菌には、「美肌菌」と「悪玉菌」があり、美肌菌が優位な状態で存在している必要があります。

でも、美肌菌が減ると乾燥肌になりやすくなります。
なぜでしょうか。

美肌菌はお肌の表面に存在し、「リパーゼ」という脂肪分解酵素を作りだしています。この酵素は皮脂成分を分解する過程で肌表面にで「グリセリン」を放出します。グリセリンは、お肌にうるおいを与える保湿成分です。
つまり、美肌菌が少ないと皮脂成分の分解も充分に行えず、「グリセリン」の生成量も減ってしまい、乾燥してしまうのです。

メイクのノリが悪いという人は、お肌に美肌菌が少ないために乾燥している状態かもしれません。

乾燥したお肌にお化粧をなじませようと思っても、ファンデーションがお肌にきれいにのらず、ムラになってしまいます。お化粧の「ノリ」には保湿が大切なのです。

さらに、美肌菌は「抗菌ペプチド」という物質を分泌しています。これは肌荒れをおこす菌と戦って死滅させる役割を持ちます。これが少ないと悪玉菌がお肌を侵食して肌トラブルをおこしてもそれを止められないだけでなく、さらに広げてしまいます。つまり、「抗菌ペプチド」の減少は、お肌の免疫力の低下とも言えるのです。ちょっとしたひっかき傷でもかぶれてしまう人は、悪玉菌に対して美肌菌が少なく「抗菌ペプチド」が悪玉菌の増殖に間に合わない状態です。

– 1日2回の洗顔は美肌菌を減らしている可能性があります
27d74954f00276f4eb6032dc6f68ac37_m.jpg
美肌菌は、表皮に住んでいます。ここは0.02mと非常に薄く、洗顔をしただけで落ちてしまいます。1日に2回(朝晩など)洗顔をする人は、どんどん美肌菌を減らしている状態です。また最近は、除菌効果のある洗顔剤も多くあります。これはニキビの原因となるアクネ菌などを除菌する一方、美肌菌まで除菌していることもありますので注意が必要です。

「美肌菌を洗い流しても、基礎化粧品で油分や水分を補えば問題ない」と考える人もいるかもしれませんが、そこには落とし穴があります。基礎化粧品でひと時は補うことができるでしょう。しかし、美肌菌が少ない肌は、その環境を保持する力も衰えています。お肌は恒常性を保つ傾向にあります。外から保湿される環境に慣れてしまうと、自分で油分を出したり、保湿しようという能力を使わなくなります。そのためますます、乾燥しやすいお肌をつくってしまうことになります。

また、菌は自分で栄養素を作りだすことができません。肌表面に存在する皮脂や汗を栄養にして増えていきます。そのため、洗顔で皮脂を洗い流されてしまうと栄養不足となり、増えることができなくなります。さらに、美肌菌が増えなければグリセリンが不足し、さらにお肌が乾燥するという悪循環になってしまいます。

– 朝の洗顔はぬるま湯のみ。オフの日はメイクもオフ
27d74954f00276f4eb6032dc6f68ac37_m.jpg
美肌菌を育てるには、洗いすぎないことが最重要となります。1日に朝夕の2回洗顔をしている人は、夜はメイクをしっかりクレンジングして汚れを洗い流すにしても、朝はぬるま湯のみで余分な汚れを落とす程度にします。
また、美肌菌の増殖には空気に触れることも大切です。休日にはメイクをせずにお肌の休息日を作ることもおすすめです。

健やかな肌をキープするカギは、美肌菌にあり!

私たちは美肌キープのためにスキンケアに気を使ったり、食べ物に気を使ったりしています。でも同じことをしても、すべすべの肌になる人とそうでないがいます。その違いは何でしょう?
その秘密はお肌に存在する美肌菌にあります。一人ひとり違った個性を持つ美肌菌。その秘密をご紹介します。

– 誰の肌にも美肌菌が存在します –
美肌づくりには、“美肌菌”が大きく関わっています。
腸に腸内環境をきれいにしてくれている、ビフィズス菌などの善玉菌がいることは有名ですが、お肌にも、お肌の環境を良くしてくれる善玉菌=美肌菌がいます。
それは、「表皮ブドウ球菌」「アクネ菌」です。

表皮ブドウ球菌は肌荒れ、シミなどの色素沈着、老化を予防する菌で、酸素が大好きなため、主にお肌の一番外側の表皮といわれるところに住んでいます。汗や皮脂を食べて保湿効果のあるグリセリンを作り出し、お肌の潤いを保つのが主な役割です。また、「抗菌ペプチド」というお肌を守る自然免疫を作り出し、悪い菌などが侵入してきたときに肌を保護したり、肌荒れの修復をサポートしてくれたりします。
表皮ブドウ球菌.jpg

アクネ菌はニキビを引き起こす菌として有名ですが、実は悪い働きをするのは一部のみ。多くは肌荒れや老化を予防する存在です。お肌がアルカリ性に傾いたとき、弱酸性に戻してくれるのもアクネ菌の役割です。
アクネ菌も皮脂を食べて増殖しますが、酸素のないところを好むため、毛穴の奥や脂腺など空気の触れにくいところに生息しています。お肌は酸には強いがアルカリ性には弱いという性質があります。
アクネ菌.jpg

美肌キープに大きな役割もつ美肌菌ですが、それは最適な量が存在するとき。実は、多くても少なくても肌トラブルの原因になってしまうのです。

– 栄養が多いと過剰になり、肌荒れの原因に
表皮ブドウ球菌は、皮脂を食べて保湿剤であるグリセリンを作るとき、皮膚に強い刺激を与える物質も生み出します。その量が多ければ多いほど、お肌へのダメージが強くニキビなどの炎症を起こすことになります。

美肌菌の増殖は、栄養状態に左右されます。乾燥しているからと乳液と美容クリームを両方使うと、栄養となる皮脂が過剰になり肌荒れにつながります。また、化粧品には多くの油分を含んでいます。クレンジングが不十分だとお肌に化粧品が残り、栄養過多になるので注意が必要です。

– 洗顔し過ぎると菌が少なくなり、ニキビやただれの原因に
27d74954f00276f4eb6032dc6f68ac37_m.jpg
逆に美肌菌が少なすぎると、お肌の免疫力が低下します。すると、それまで活動が抑えられていた悪い菌が活性化され、ニキビが増えたりただれたりします。こうなると、ちょっと顔を掻いただけで赤くなり肌荒れの原因になってしまいます。また、保湿も十分でなくなり乾燥肌になりがちです。お肌がカサカサしてお化粧のノリが悪い人は、美肌菌が減っていることが多いです。

美肌菌が少ない人に多いのが、顔の洗い過ぎです。1日2回、朝夜と洗顔剤を使っている人は、美肌菌まで洗い流してしまっています。さらに除菌剤入りの洗顔料を使う、美肌菌まで除菌している人もいます。

美肌菌は環境がよければ生き続けることができ、肌質がよくなります。美肌菌を優位に維持するために、皮膚の環境=肌質をコントロールすることが大事になります。